おとなの診療|八尾市・大阪市平野区|はらだ小児科・内科・アレルギー科|小児科・新生児内科・アレルギー科・内科

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おとなの診療

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おとなの一般診療

おとなの一般診療

当院では、小児の診療に加え、おとなの一般内科診療・アレルギー診療・各種健康診断・認定産業医業務などを行っています。おとなのアレルギー診療については「アレルギー診療」を、予防接種は「予防接種・乳幼児健診」を、各種健診・産業医関係については「おとなの健診・産業医」のページをご参照ください。

 

おとなの感染症

子どもだけではなく、おとなの感染症にも対応しています。お子様と一緒にでも、おとなの方単独ででも診察できます。

お子様と連続して同様の症状が出た場合は別として、おとなでは考える感染症が異なります。また、小児とは同じ感染症にかかった場合でも症状が異なります(例えば、RSウイルスは乳幼児では細気管支炎や肺炎など下気道感染に至りますが、健常な成人では上気道炎ぐらいで済みます。新型コロナウイルスは乳幼児がかかっても短期間の上気道炎で済むことが多いですが、高齢者では肺炎など重症化・長期化しやすいです。結核も、乳幼児は肺結核が少なくデリケートな検査判断が必要ですが、おとなでは肺結核が多く血液検査もかなり確立されています)。そういった、小児と成人の違いを理解した上での検査や診断・治療が大事になってきます。

生活習慣病

高血圧

病院で測定した収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上を高血圧と定義されています(以下の表をご参照ください)。放置すると動脈硬化が進行し、心血管系イベント(脳卒中・心筋梗塞・大動脈解離など)のリスクが増え、Ⅰ度高血圧でもリスクは約3倍、Ⅲ度高血圧だと5倍以上になると言われています。

血圧が高い場合は、まず生活習慣(塩分過多・肥満・運動不足・多量飲酒・喫煙・温度差・ストレスなど)の改善から取り組み、それでも改善が乏しい場合は内服薬などの治療を行うことで、心血管イベントのリスクを下げることができます。

高血圧の表

脂質異常症(高脂血症など)

LDLコレステロールやTG(トリグリセライド・中性脂肪)などの悪玉コレステロールが高い場合や、善玉のHDLコレステロールが低い場合を、脂質異常症と言います。こちらも高血圧と同様、放置すると動脈硬化が進行し、心血管イベントが起きやすくなります。治療法も高血圧と同じで、生活習慣の改善に始まり、必要に応じて内服薬を使用します。

糖尿病

成人では2型糖尿病が多く、生活習慣病のひとつです。遺伝的要因に加え、肥満・過食・運動不足などが関係しています。すい臓からのインスリン(ホルモン)分泌低下や、身体のインスリン感受性(ホルモンへの反応性)低下によって発症します。一度発症すると根治はせず、放置すると腎機能の低下からの人工透析導入、動脈硬化の進行からの心血管イベント、白内障などの眼疾患、急激な代謝異常からの糖尿病性ケトアシドーシスなど、様々な状態を誘発します。

治療としては生活習慣の改善、特に食事内容の厳密なコントロールが必要となります。また、経口薬や注射薬(インスリン・GLP-1受容体作動薬など)も使用します。

肥満症

BMI(体重(kg)÷身長(m)÷身長(m))が25以上で、腹囲が男性85cm・女性90cm以上もしくは生活習慣病等が1つ以上当てはまる場合を、肥満症と定義しています(詳しい基準はこちら)。肥満症は上記の様々な生活習慣病のリスクとなるため、生活習慣の改善による改善を目指します。

2023年にGLP-1受容体作動薬である注射薬ウゴービが承認され、これまでの薬物治療よりしっかりした効果が認められるようになりました。ただし、2024年時点での保険適応は、高血圧・脂質異常症・2型糖尿病のどれかがあり、①BMI27以上かつ肥満に関する健康障害2つ以上、もしくは②BMI35以上のどちらかに該当する場合に限られます。

その他のおとなの病気

甲状腺機能低下症(橋本病など)

甲状腺の働きが低下して、甲状腺ホルモンが不足する病気の総称です。症状としては、倦怠感(だるい)・易疲労性(つかれやすい)・動作が緩慢・物忘れ・眠気・むくみやすい・体重が増える・寒がりになる・便秘・皮膚の乾燥・嗄声(声がかれる)などがあります。血液検査で診断することができます。

甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)

血液中の甲状腺ホルモンが過剰になる病気の総称です。一過性のものから、慢性的なものまであります。症状としては、イライラして気持ちは焦る一方で疲れやすく、食欲はあるのに体重が減り、筋力が低下し、暑がり・汗かきになり、動悸がして脈が速くなり、指が震えたりします。血液検査で診断することができます。